【ネタバレあり】739本目 死霊館 悪魔のせいなら、無罪 │ 邦題は永遠に有罪
映画レビュー/概要
739本目 死霊館 悪魔のせいなら、無罪/The Conjuring: The Devil Made Me Do It2021年
監督:マイケル・チャベス
主演:ヴェラ・ファーミガ
評価:★★★
あらすじ
1980年。
ウォーレン夫妻はとある悪魔祓い事件に関与。
その事件は解決されたかに見えたが、数カ月後別の事件が発生。殺人を行った人物は、”悪魔による犯行”であることを主張。
アメリカ史上初、悪魔の憑依による無罪を立証することはできるのか。
ウォーレン夫妻は新たな難題に挑むことになるが……。
流石、我らのウォーレン夫妻
5年ぶりの公開となった、死霊館シリーズナンバリングとなる3作目は、悪魔による犯行を立証するというサスペンス寄りな作品に。
今まではエクソシスト的な、悪魔祓いを主体とするお話でしたが、今回は一体何者が苦しめているのか?を追う刑事になったウォーレン夫妻(?)を楽しむ死霊館になってました。
とはいえ、序盤は明らかにエクソシストのオマージュですよねっていうシーンが多く、怒涛のラッシュに胸を躍らせたもんですが、途中からはCIA捜査官的なドラマでも見せられているのかな?と思う感じで、ちょっと残念な気も。
とはいえ、ウォーレン夫妻が活躍していることに変わりはありませんし、いつもの通りドッキリもさせてくれます。
ですが、いつものようのホラー作品としての怖さを求めている人たちからすると物足りない側面の方が強く感じられたかもしれません。
新しい一面を見せてくれたという意味では、死霊館ユニバースにとってプラスになるかもですが、1~2作品目のことを思うと、「ここのシーンってめっちゃ怖かったよね!」に該当する箇所が少なかったので、評価はちょっと低めです。
無罪じゃないじゃん!!!
誰もが引っかかったのはこのサブタイトルではないでしょうか。
エンディングまで観て総ツッコミだったと思うんですけど、悪魔のせいで犯行を行ったのに普通に有罪にされてますからね。
厳密に言うと、それを召喚した者に罰が下って然るべしなのかもしれませんが、余裕で刑罰受けちゃってるから駄目じゃんこれ……っていう。
デビルメイドミードゥーイットっていう、レットゼアビーカーネイジに比べれば少し横文字としての見栄えが悪いし、死霊館にカタカナのみのサブタイトルが似合わないのもわかっているので、苦渋の選択だったかもしれませんね。
それにしては、もう少しなんとかならなかったものか……。
「証明してみせる。 --エド・ウォーレン」
#鳴海の一人でキネマ
#死霊館
#映画レビュー
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿