映画レビュー/概要

510本目 アナベル 死霊人形の誕生/Annabelle Creation
2017年
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
主演:ステファニー・シグマン
評価:★★★

あらすじ
1945年。
人形職人の夫婦は交通事故で娘を亡くしてしまう。
その悲しみから逃れたい一心で、とある行動を起こす。

その数年後、夫妻は孤児を引き取ることになったが、屋敷で不穏な出来事が起き始める……。


目次
  • 恐怖人形の誕生
  • 後半の追い上げに注目



  • 恐怖人形の誕生

    死霊館ユニバースの第4作目ということで、ここまで本編→アナベル→本編→アナベルというルーティンで公開されてきたいわけですが、どんだけアナベル人気なんだっていう話ですよ。
    確かにアナベル好きなんですけど、それ以上に死霊館の話というか、ウォーレン夫妻が事件を解決していく様が好きだったので、個人的には本編をどんどん出してもらう方が嬉しかったり。
    それでも、サイドストーリーはしっかりと本編や過去のアナベル作品と関連しており、重要キャラクターがその時点に至るまでの下りをいくつも見せてくれます。
    ユニバース形式作品としては非常に重要な要素ですし、こうした見せ方自体はむしろ好感が持てるのでめちゃ良いかなとは思ってます。

    ただ、それ以上のこのシリーズ自体はホラー映画であるゆえに、怖さが無いと評価が自ずと下がってしまうのは致し方なし。

    結論になっちゃいますが、怖さでいうとボチボチくらいなので★3つな評価とさせていただいております。

    後半の追い上げに注目

    ジャニスに悪魔が取り憑いてからが本番。
    それからはいつもの死霊館らしく、恐怖の連続で一気に物語を盛り上げていきます。

    アナベルがどう作られたのか?や、孤児達の異変等についてはちょいとばかし怖い要素はありつつも、記憶に強烈に残る程のインパクトはそんなに無かったですね。

    悪魔が暴れはじめてからのワクワク感が止まらなかったので、そこを活かすための要素だったと思えばそれもまた必要なのかなとは思いますが、もう少し見せ場があると嬉しかったなぁという感想。

    ドッキリポイントはちらほら見受けられますが、流石にこれは怖すぎる、という程のシーンは鳴海的に無かったような気がします。
    なので、ホラー映画として、というより一個のアナベル過去談を楽しんで終了な一作。





    「なんにもないわ?  --ジャニス」
    #鳴海の一人でキネマ
    #アナベル
    #死霊館
    #映画レビュー