映画レビュー/概要

425本目 フォービドゥン/呪縛館/The Disappointments Room
2017年
監督:D・J・カールソー
主演:ケイト・ベッキンセイル
評価:★★

あらすじ
娘を亡くした悲しみから立ち直るべく、バロー一家はとある田舎町に引っ越した。
新居での生活がスタートしてから、デイナは悪夢に悩まされるようになり……。


目次
  • ケイト・ベッキンセイルの演技は格別
  • 訳あり物件に何かがある法則



  • ケイト・ベッキンセイルの演技は格別

    アンダーワールドシリーズでお馴染みのケイト・ベッキンセイルが主演のホラー作品。
    今回は銃や手足を使ったスタイリッシュアクションは無く、悪夢に怯える妻を演じる。

    後述しますけど、こういうヤバい物件に来て何かが起きるっていうのは映画界では当然のこと。
    でも、脚本家のイタズラなのか監督の指導のせいなのか、どうしてそんなに嫌な嫁さんを演じることになったのか?という部分については大きく疑問が残ってしまいます。

    ぶっちゃけ、この作品は非常にもやもやした形で終わってしまうため、ホラーとしての楽しみも無ければストーリーとしての楽しみもそんなにないので、貴重なお休みの日を使って鑑賞するには少々どころか大分弱めな部類かと。

    ケイトファンなら履修はマストかもしれませんが、それに対してマイナスの背負い方が大きいのでそこは覚悟を。

    訳あり物件に何かがある法則

    何がスッキリしないって、結局ラストで全体的な解決はされていないというところ。

    前に住んでいた住人がなんとなーくどういうことがあったのかは分かっても、それとツルンで怖そうなシーンがちらほらあるだけ。
    それ以外に何も幸せになれず、巻き込み事故のように死んでしまう脇役の方に関しては本当の意味で可哀想。

    デイナの旦那さん自体そんなに悪い人じゃないので、悲しい事件があったにしろ差し引きデイナが悪く見えてしまうのが鑑賞者の精神衛生上本当によろしくない点。

    そこもまたもやもやを加速させて「あぁ、この作品観なくてよかったなぁ」と思う感想だけが残るという。
    ホラー演出としても、結局そこの扉締まりますよねーとか、幽霊さんビックリさせに来ましたねーっていういつものお決まりを挟んでくるくらいなので、恐怖ですら物足りない始末。

    ★2つをつけてお話は以上でございます。





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