【ネタバレあり】435本目 ジグソウ:ソウ・レガシー │ 展覧会に心躍る
映画レビュー/概要
435本目 ジグソウ:ソウ・レガシー/Jigsaw2017年
監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
主演:マット・パスモア
評価:★★★
あらすじ
数々の死体が街で見つかり、かつての猟奇殺人鬼であるジョン・クレイマー”ジグソウ”の名前が挙がる。
しかし、彼は十数年前に死亡しているはず……。
まだまだ続く家族の縁
ソウシリーズはジグソウ周辺の人たちが続々とゲームに連れ込まれることで有名な作品ですが、今回もまた同様に周辺地域の方がターゲットに。
死後も周到に準備を進め、計画通りになっちゃうジグソウさんの能力は流石に高すぎ。
その周りに居る人のスペックも大概かとは思いますが、それにしたっていい人材居すぎですよね。
何か会社興した方が良かったんじゃ……。
そんなことはさておき、ジグソウさんの復讐劇は死後10年にも渡って続いており、それが完結するというお話。
邦題で勝手につけたサブタイトルにしては結構的を射ているので、あまり異論はありません。
トラップについては目新しいものはありませんが、初期のソウを彷彿とさせるあたりは時系列にしっかり沿っているので異論無し。
ですが、シリーズ後半のようなド派手トラップが好きな人にはちょっと物足りないかもですね。
個人的には、トラップが派手な描写よりも、人間模様と裏をかく筋書きの方が楽しいと思っているので、これくらいのトラップで全然満足です。満足っていうとグロ描写好きな人に思われそうですけど、特に好きではないです。
時間差の妙
今までのシリーズでも時間差によるミスリードストーリーはよくありましたが、今作はシリーズ中でも屈指の面白さです。
実は公になっていない事件があり、その話と平行して現在の事件が進み、徐々に紡がれていく様子はまさにソウシリーズ。
ジグソウが居なくてもソリッドシチュエーションスリラーは作っていけるというのを証明してくれた作品でもありますが、結局今後はどうしていきたいんだろう?はふんわりしちゃったなーという作品でもあります。
総評的に言うと、シリーズをしっかり全部追っている人程楽しめるポイントが多い作品にはなっているので、一見の価値は有りかと思ってます。
「死者を代弁するんだ。 --ジグソウ」
#鳴海の一人でキネマ
#ソウ
#映画レビュー
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿