映画レビュー/概要

409本目 ダイ・ハード3/Die Hard 4.0 Live Free or Die Hard
2007年
監督:レン・ワイズマン
主演:ブルース・ウィリス
評価:★★★

あらすじ
ハイテク集団のテロにより、アメリカが窮地に陥る。
アナログもアナログな親父、ジョン・マクレーンが事件に関わるが、今回はなんと娘を人質に取られてしまい……。


目次
  • ハイテクテロ集団VS世界一不運な男
  • セリフの大切さ



  • ハイテクテロ集団VS世界一不運な男

    4作目にして、いよいよ次元突破。
    警察だから、じゃ済まないアクションの数々。
    ぶっ飛んでる描写も盛りだくさん。特に好きなのはヘリコプターを落とす下りですね。明らかにヤバい。

    楽しめるシーンは多くあるんですが、相手役がなんとも役不足に感じてしまうのがマイナスポイント。
    ハイテクノロジーVSアナログという構図は好きなんですが、それにしても小物感が否めないのががっかり。

    もし悪役も魅力的なキャラクターだったら、シリーズの中でもトップクラスに推せる作品だったかもしれません。

    ジョン・マクレーンのおじさんっぷりと、アクションヒーローにしちゃやりすぎだろっていうレベルのアホ描写(褒め言葉)を許容できる人には楽しめる娯楽作品ではあると思います。

    セリフの大切さ

    今作はシリーズ初のPG-13作品ということで、描写もセリフもいつもより控えめ。
    ジョン・マクレーンという男を表現するには、こういった制限は単なる足枷としか思えず。

    「イピカイエー、マザーファッカー」
    これくらいのセリフが無いと物足りない上、ただの老けたおっさん(言い過ぎ)がドンパチやっているだけになっちゃいますからね。
    皮肉あり、ジョークあり、鋭い観察眼有り。それでいて絶体絶命を幾度となく突破していく。
    その中に子供には聞かせられない汚い言葉もあり。
    これでこそジョン・マクレーン。





    「ヒーローになると良いことがあると思うだろ?そんなの皆無だ。  --ジョン・マクレーン

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