【ネタバレなし】407本目 ダイ・ハード │ 新時代アクションを切り開いた傑作
映画レビュー/概要
407本目 ダイ・ハード/Die Hard1988年
監督:ジョン・マクティアナン
主演:ブルース・ウィリス
評価:★★★★
あらすじ
ニューヨーク市警のジョン・マクレーンは、別居中の妻と会うためにロサンゼルスへとやってきた。
だが、会う予定だった建物内でテロが発生。
世界一運の悪い男が、単身テロリストと戦うハメに遭う……。
世界一運の悪い男
ダイ・ハード。
80年代に登場した、20世紀フォックスが送るド派手な刑事アクション超大作。
この作品が登場するまでのアクション映画と言えば、アーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンみたいな筋肉盛り盛りマッチョマンの変態ばかりが目立っていたが、今回の主役はひょろひょろ(あくまで筋肉ある人達と比較して)。
後に『最も不運な刑事』として有名になるジョン・マクレーンですが、そもそもブルース・ウィリスはテレビで有名な俳優さんで、コメディチックな演技が映えていた、ということも重なったのも幸いな要因だったかもですね。
皮肉やジョークが言える上、刑事としての機転も効く。
その割にはいつも不運なことばかりに巻き込まれる彼が面白おかしく見えるのは、他ならぬブルース・ウィリスのおかげでしょう。
そして素晴らしいのはブルース・ウィリスだけではなく、悪役のアラン・リックマン。
初めて映画作品に登場したのが今作で、かつ後世に語り継がれるレベルの悪役を演じたというのもまた凄すぎる。
『ハリーポッター』のスネイプ先生役でおなじみですが、アクション映画が好きな人からすると、こちらの方がデフォルトのイメージかも?
○○版ダイ・ハードの原点
ヤバいことになった事態を収束できるのは自分しかいない。
ダイ・ハードが出てからというものの、○○版ダイ・ハードと呼ばれることが多くなったというくらいには映画界に与える影響力は相当大きかったようで。
『スピード』はバス版ダイ・ハードとか、『クリフハンガー』は山版ダイ・ハードとかいくつも挙げられます。
ジョン・マクレーンみたいに冗談言いながらもかっこよく決められるキャラクターなんてそうそう居ませんが、80年代後半らしい爆発と銃弾が詰まったクリスマス映画(そういう印象無いかもですが、このシリーズ2まではクリスマス絡みですからね)を楽しみましょう!
まだ観たこと無い人は、イヴにでもご覧いただくのがいいかもですね。
「イピカイエー、クソッタレ。 --ジョン・マクレーン」
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