【ネタバレあり】414本目 ディープ・インパクト │ 隕石系映画の立役者
映画レビュー/概要
414本目 ディープ・インパクト/Deep Impact1998年
監督:ミミ・レダー
主演:ロバート・デュヴァル
評価:★★★
あらすじ
学生が天体観測中に彗星を発見。その彗星が衝突するのではと、天文台の学者に連絡したところその可能性は濃厚とのことに。
博士は情報を持ち車で移動するが、事故に遭ってしまう。
その間にも、彗星は刻一刻と地球へ近づいていく……。
想像を絶するとはまさに
隕石の恐怖。津波の恐怖。
人類が絶滅するかもしれない要素を映像で彷彿させた作品がこのディープ・インパクト。
科学上、隕石が地球に衝突してしまう確率は直近では早々無いみたいですが、100年後には可能性がゼロではないみたいです。
筆者は残念ながらというか幸運というか、その時には天寿を全うしていることでしょうから、これから先生き延びる人類の皆さんは、20世紀最後に登場した映画を観て何を思うでしょうか?
別に預言者になったつもりじゃありませんが、それくらいのこの映画が心に残るトラウマに近い印象を与えたのは間違いないのです。
各役者に拍手
人類が絶滅の危機に瀕し、数々の登場人物がそれぞれの生き様を見せてくれます。
今作の見どころはほぼ終盤に尽きると言っても過言ではないんですが、そこに至るまでの道程はリアリティがあり、現実世界で本当に同様の出来事が起きるとしたら……という描写を鮮明に描きだしています。
若きイライジャ・ウッドに目が行きがちですが、テレビ局のキャスター役であるティア・レオーニの演技も圧巻。あの津波を前にして、父と抱きしめつつ最後の時を迎えるシーンは心を鷲掴みされました。
また、大統領役のモーガン・フリーマンもドンピシャ。
小学生の頃にこの映画を観ると嫌な大統領だという印象が強かったんですが、大人になってみると選択肢の乏しさがわかるので、彼をそう責めることもできないなぁと見方が変わっているのも個人的な楽しみのうちでした。
久しぶりにパニック映画を観たくなった方は、そっとこちらの映画を観るのもいいのではないでしょうか。
「良い面を見ましょ。みんな高校に名前がつけられるわ。 --アンドレア」
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