【ネタバレあり】734本目 ドント・ブリーズ2 │ 爺さん無双再来
映画レビュー/概要
734本目 ドント・ブリーズ2/Don't Breathe 22021年
監督:ロド・サヤゲス
主演:スティーヴン・ラング
評価:★★★
あらすじ
前作から8年。
盲目の老人は少女を育てていたが、犯罪者たち一行が現れ娘を誘拐してしまう……。
老人カムバック
あの盲目老人が帰ってくる!
前作のラストでしぶとくも生きていた爺さんが、”何故か”少女を育てているという。
前のお話を知っている良い子はよからぬ想像をしてしまいそうですが、結論で言うとちょっといい爺さんになったね、という話で良かった。
結局成就したのかと思って最初からうげえええって感じでしたけど、そうではなかったですね、助かった。
似たようなタイトルばっかり量産されていたので、正式に続編が出たのはある意味良かったですね!
なんですけど、全世界待望かというと、どうなんですかね??
いや、っていうのも、前作の推しポイントって喋っちゃいけない鬼ごっこ(ヤバい爺さんエディション)が新鮮でいいっすね!みたいなところだったと思うんですけど、その要素を使いまわしたところで全然楽しさ半減。むしろ出さなきゃ良かったのにってパターンになりそうじゃないですか。
でも、監督含め制作陣はしっかりと別要素を足しつつ続編としての価値を出して来ました。
息止めよりアクション多め
老人が何故か少女を育てており、ちょっと歪な平和な世界に犯罪者登場。
やっぱりか、と言わんばかりの状況に見ているこっちは「お前大概やろ」と冷めた目でおりました。
いやだって、前が前じゃないすか……。
犯罪者もク○野郎ばっかりで、どっちにも正義が無さすぎてどっちがどうなってもいいやくらいの感じでした。
犯罪者が来てからロングショットで少女が逃げる姿を追うカメラワークは素晴らしかったっす。これぞドント・ブリーズ感。
スプラッター映画さながらな血みどろシーンがあったり、荒野のガンマンばりに相手を撃ちぬく水面からのアクション。
今回は老人も息をすることをためらわなければならないシーンがあり、前作の悪役が善側になると面白い法則を使って、グロテスク描写以外はそこそこに不快感を抑えた形で終了。
無双はしてますけど思ったよりも結構やられる。そういうところがまた善側に回った感があるのでいい。
※悪役は強さを強調されがちなので。
前作のような閉鎖感が好きな人には馴染めないかもですが、個人的には爺さんがドンパチしている方が楽しいので今作の方が推せますね。
「私と同じ世界を見せてやる。 --盲目の老人」
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