映画レビュー/概要

726本目 ゴジラVSコング
2021年
監督:アダム・ウィンガード
主演:アレクサンダー・スカルスガルド
評価:★★★★★

あらすじ
ギドラを倒し、怪獣王となったゴジラ。
世界の調和を保っていたが、ある日とある企業の施設を破壊し尽くす。
人類に牙を向き始めたモナークはその理由を把握することができないで居た。

そして別の場所では、コングを利用し地下空洞を調査する計画も進んでいた……。
ついに、待ちに待ったモンスターバース4作目にしてレジェンダリーゴジラ3作目。
コロナのせいで日本は更に公開が遅くなり、喉から背びれが出る程待ったゴジラVSコングをようやく鑑賞してきました。
待った、本当によく頑張って待った……。
ブラック・ウィドウも散々待たされたけど、こちらも待った。

総評として言いたいことは、『とにかく殴り合う怪獣達を最高のアングルで観続けられるプロレス映画』。
特に、平成VSシリーズが好きな人にとっては一番好きなモンスターバース作品であることは間違いないでしょう。
かくいう鳴海も同様です。

わりと序盤からゴジラとコングが相対し、殴り合いをどこどことやってくれるため非常に楽しめました。
映画館で観る怪獣映画は本当に最高ですよね。技が決まるたびに心地よくなるレベル。

ゴジラシリーズは毎度好きかどうかの賛否で別れますが、今回の評価は「怪獣演出は最高。でも人間はアホ」でまとまりそうな予感。
色んなレビューでお伝えしている通り、そもそもゴジラ映画なんて色んなジャンルで描かれているので好き嫌いが分かれるのは当然、みたいな考えがあるため人間サイドがどんなにアホでも特に気にしないです。
むしろ、シェーしているゴジラの方が嫌いまであるので……。

①人間サイドの話が面白いゴジラ映画じゃないと困る!
→シン・ゴジラ、ゴジラ(1984)などをどうぞ
②SF設定がもっと楽しめなきゃ!
→アニゴジ、ゴジラSP、ゴジラVSキングギドラなどをどうぞ
③ゴジラは怖くあるべきだ!
→初代ゴジラ、大怪獣総攻撃などをどうぞ

ってな感じで、理想なゴジラを追えばいいかと。

今回のゴジラは、
④怪獣同士、ドンパチしまくって欲しい
のニーズを十分に満たしてくれている作品です。

自分の中の9歳児歓喜

『キングコング対ゴジラ』で対決したゴジラとコングが、50年ぶりに対決ということで世間は大賑わい。
昔のゴジラとコングは岩を投げつけあったり、気を引っこ抜いて口に入れたりとかそんなファイトでしたが、CG技術が発達した令和の時代でお送りするゴジラとコングの対決は破壊に
次ぐ破壊。
今回はそれぞれの活躍シーンをしっかり入れつつ、怪獣映画としての楽しみを存分に味あわせてくれました。

100万ドルの夜景が2大怪獣のリングとなり、高層ビルが意図も簡単に破壊されていく光景は子供が積み木を乗っけてはソフビの怪獣で壊してくのを大金はたいてやってのけてくれたようなもんです。
あんなん見せられたら大歓喜するに決まってるじゃないすか!!!
そんな怪獣映画が好きな大人たちも当然ながら興奮することでしょう。

もしまだ観ていないのであれば、是非とも公開中にご覧になってみてはいかがでしょうか。
熱い対決がスクリーンで鑑賞できます。

怪獣プロレス好きならば

プロレスって、時に番外乱闘が起きることがありますよね。
それについては次回、ネタバレあり編にてお話します。

人間サイドのちょっとどころじゃないアホな展開についてや、コング絡みのあれこれについても次回にて。
とにかく、ファイナルウォーズとかああいう頭からっぽにして観る怪獣映画が好きな人は観ない理由はないですからね。

ここまで来たら、いつぞやにゴジラとガメラの共演とかもあればなぁ。





「彼を怒らせることを何かしちゃったのよ。  --マディソン・ラッセル」

#鳴海の一人でキネマ
#ゴジラ
#キングコング
#映画レビュー