映画レビュー/概要

515本目 クワイエット・プレイス/A Quiet Place
2018年
監督:ジョン・クラシンスキー
主演:エミリー・ブラント
評価:★★★

あらすじ
宇宙から飛来した謎の生命体により、人類のほとんどが殺されてしまう。
生き残った家族は安住の地を求めて移動を試みるが、その途中で子供の持っていたオモチャの音が鳴ってしまい……。
キャッチコピーで呼び寄せられた映画ファンが数多く居るんじゃないか?と思われるクワイエット・プレイスですが、その多くの映画ファンのうちの1人に鳴海が属しています。

”音を立ててはいけない”という条件下はホラー映画やモンスター映画で観られるシチュエーションですが、今作に関しては隠れんぼって非じゃないレベルの襲われ方をします。

低予算映画ならではの工夫をこらしたシーンの数々なので、ドッキリしたい方、サイレント映画風にセリフが少なめな映画を欲している人にはオススメな一作。

数多くのシチュエーションの中でいっちばん嫌だったのが、階段にあった釘です。
考えてもみてください。叫んじゃいけないとか関係なしに、あんなのが足に刺さったら悶絶ってレベルじゃないですからね。
そもそも、ちゃんと整理整頓されていたらあんな目には遭わないわけなんで、普段から家の中もキレイにしておくが吉です。

序盤から家族が減るとか、父親が身を賭して子どもたちを守ったりとか印象的なシーンがありますけれど、それより釘が痛烈でした、なんてレビューしている人は少ないかもしれませんが、それだけめちゃめちゃ印象的でした。

俺たちの戦いはここからだ!

怖がらせるのは幽霊だけじゃない!っていうことで、今回は地球外生命体が人類を脅かす存在として描かれています。
初日がどんな感じだったのかは2作目で語られますので、そういう設定系が好きな人にはちょっと物足りないかもしれません。

外皮が固く、銃が効かないということがミソ。
単純に撃って倒せるなら、銃社会アメリカが負けることもないですしね。

そんな彼らの弱点を知った一家は、今までの恨みを晴らさんと猛反撃。
今まで静かにしているしかなかったり、ギリギリのところで戦いを繰り広げていただけのこの逆転劇は爽快。

晴れて一家は敵討ちに成功したわけですが、一体この先どうなることやら。
静かにすることが第一なのに、相手の弱点を知った途端に怖さが薄れてしまったので、次回はどうやって怖がらせてくれるんでしょうか。

というか、パート3まで予定されていますがそんなに世界を広げて大丈夫?っていう心配も。
次回からもしかすると、親子による無双アクションがスタートして世界を救ってくれるのかな。 





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