【ネタバレあり】415本目 バイオハザード:ヴェンデッタ │ 増々ゲームのようなアクションだらけに
映画レビュー/概要
415本目 バイオハザード:ヴェンデッタ2017年
監督:辻本貴則
主演:森川智之
評価:★★
あらすじ
中国で発生したバイオテロから1年。
メキシコの洋館に捉えられているエージェントを救うべく出動したクリス・レッドフィールドであったが、既にエージェントは死亡していた。
待ち伏せしていた謎の人物により部隊は壊滅してしまう。
それから4ヶ月後。かつてS.T.A.R.Sに所属していたレベッカ・チェンバースが未知のウイルスのワクチン製作に着手していたが、襲撃を受け試作のワクチンや資料が葬られてしまう。
『バイオハザード ディジェネレーション』
『バイオハザード ダムネーション』
これら2作品は各ゲームタイトルの間に位置する作品でありつつ、既存のゲームキャラが登場するということで、バイオファンを沸かせてくれました。
どちらも非常に作品としてのクオリティが高いだけではなく、バイオのストーリーを映画で語ることができるというのも立証してくれたものであります。
さて、今回は3度目のCG映画化ということですが、ゲームタイトルでいうと6,7の間に位置するお話になっております。
そして事前情報から目を張ったのは、『呪怨』で有名な清水崇監督が製作に加わったということ。
当然ながらホラー演出は強化されるでしょうという期待が一番大きかったのですが、ホラーとして楽しめたのは序盤の洋館の場所のみ。
もっとホラー演出を入れ込みたかったことに違いはないでしょうが、ストーリーを追うにつれてそういったシーンを盛り込むことが難しかったというのは1つ背景にありそうです。
ベッドあたりの演出とかモロにホラー映画ですからね。
そういうシーンをもうちょっと、もうちょっとだけでいいから欲しかったんですが。
ストーリーは至ってシンプルで、嫁を失った男がウイルスをばらまきまくって世界をどうにかしちゃおう系です。
目新しくないところと、ゲームと映画の垣根が曖昧になりつつあるため、ストーリーの楽しさ重視になって欲しいというのは鳴海の個人的所感ではあります。
だって、アクションはゲームで楽しめますからね。
んー、なんだか勿体なく感じるような……。
おかえりレベッカ
バイオハザード0の主人公であり、バイオハザード1作目でも活躍したレベッカが大分久しぶりに登場。
今まで何していたんだ?と思っていたレベッカファンの方も多かったはず。
彼女はクレアのように戦線から離れ、別の形でウイルスと向き合う道を選んでいたっていうことですが、更に美人になったレベッカを見られただけでも眼福。
ただでさえ主人公がクリスとレオンということで、アクション部分は男性陣にお任せ。
なので、普通にヒロインポジションで収まっている状況で終わり。
欲を言えばもっとアクションしているシーンも欲しかったですが、捕らえられていたかつウイルスに感染していたのでやむなしですが…。
なんだったら、ゲームでも映画でも今後もっと出てきて下さいお願いします。
ホラーよりアクション
せっかく清水崇監督を迎え入れたのにアクション性が強くなったのは本当に勿体ないところ。
それが如実に物語に現れていますが、アクションはめちゃかっこいい。
ですが、今までの2作品に比べてゲームじゃないとできないでしょそんなんっていうものが増えすぎているせいで少し浮いているようにも思えます。
だって、ラスボスの一撃を食らっても普通に歩けるレオン流石に強すぎません?防弾チョッキ多分着てないですよあれ。
もはやデビルメイクライのダンテ並のアクションでゾンビを倒したり、バイクでゾンビ犬と戦ったりと、超絶スタイリッシュ。
早く実写デビルメイクライ出してって思いましたが、この作品観て思いました。
ゲームだけで十分かっこいいアクションをしている作品は、映画にしなくて全然オッケーではないかと。
「俺たちはいつまで戦い続ける? --レオン・S・ケネディ」
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