映画レビュー/概要

509本目 アントマン&ワスプ/Ant-Man and the Wasp
2018年
監督:ペイトン・リード
主演:ポール・ラッド
評価:★★★★

あらすじ
アベンジャーズの内乱に参加したアントマンは、自宅軟禁にてFBIの監視下に置かれることで承諾した。
しばらく自宅で過ごしていたスコットだったが、とある日に奇妙な夢のようなものを見る。
それは、量子世界で生存しているかもしれない、ハンク・ピムの妻でありホープの母であるジャネットとの邂逅であった……。

MCU第20作目。
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で心に深手を負ったファンは、傷が癒えぬままに今作を鑑賞することに。
アントマンはいつも鑑賞者を笑顔にしてくれる心の緩衝材みたいな存在でしたので、少しでもあの傷が癒えるのであれば、と期待して観に行ったものです。

物語としては、『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』の後からスタートし、スコットが自宅で引きこもっているところからスタート。
今の御時世に非常にマッチする場面ですが、自粛の鑑として家に居る楽しさを存分に披露してくれます。

いつものミニマムキャラクターだけではなく、今回はワスプも参加ということでアクションの幅が大きく変更されました。

そこにも大注目な1作ですね。

あれの間にアントマンは何をしていた?

シビル・ウォーに参加してしまったことによって、アントマンは家に籠もらざるを得なくなってしまったという話は、監督としても「インフィニティ・ウォーの間だったら世界がヤバすぎて描くの難しいよねHAHAHA」みたいな感じだったらしいです。

そりゃそうだ。

今回の大枠は、前作でも少し話に出ていた、ハンク・ピム博士の妻であるジャネットが量子世界に閉じ込められており、彼女を救うことができるのではないか?というところが軸になります。

建物=ラボまで小さくできてしまうことによって、ラボ争奪戦が延々と繰り広げられますが、それを観ていても程よく飽きない展開が続いてくれるので、やっぱりアントマンは鑑賞ド安定っですね。

今作の敵となるゴーストですが、実質最強みたいなスペックしていますが、アントマンとワスプと戦う時は程よい強さに調整?されているような気がします。
だって、身体通り抜けできちゃうんですよ?物理攻撃をさらりとかわすことなんて訳ないので、アントマン達がなんらかの程よい攻撃を持っているのかなーくらいな感覚値で観ていました。
ま、アクションが面白ければ別にいいかなーくらいなとこなので良し。

前作から引き続き、アントマンと愉快な仲間達の掛け合いは最高なので、ずっと観ていたいなーと思うのに……奴め。

全部サノスが悪い

せっかく気持ちよく話が進んでいって、円満に終わりそうになったところでラストに指パッチン事件を入れてくるエグさ。
ちょっとずつ癒えてきた傷を再度抉ってくるひどさ。

これはもう本当に全部サノスが悪い。
この後の顛末はエンドゲームに直結するので、最後の戦いまで後少し。

次回の『キャプテン・マーベル』を経て、いよいよ集大成。
アントマンもしっかり活躍してくれるので、これからレビューを書くことが楽しみです。

レビューすら楽しみになるあの映画は一体本当になんなんだ……。





「マジックか……!  --ウー捜査官」

#鳴海の一人でキネマ
#アントマン
#MCU
#映画レビュー