映画レビュー/概要

397本目 劇場版 まどか☆マギカ 叛逆の物語
2008年
監督:新房昭之
主演:悠木碧
評価:★★★★

あらすじ
鹿目まどか。平凡な生活を望んでいた魔法少女は、他の魔法少女を救った。
しかし、彼女と会えなくなった暁美ほむらは、再びまどかと会うために新たな世界で……。
アニメシリーズから続いて、新編として劇場版の物語が登場。やたらと賑わっていたのは耳に入りましたが、鳴海はちょっとどころじゃなく後になってから観ましたのでその流れには乗れませんでした。

ストーリー上、アニメ本編の後から続き、主人公が”円環の理”という神格化された状態からスタート。
世界の異変を感じつつ、友人である暁美ほむらが主軸となって話を進めていく。

はてさて、なんでまた鳴海がアニメ映画を鑑賞したかというと、その当時の上司に進められてアニメを観始めたことが発端になります。プレゼントで今作のブルーレイも買うから見てくれ!とまで言われてしまっては観ざるを得なかったわけですが。

ちょっと脱線してアニメ本編のお話をちょろっとさせてください。
世の中ではとっくにまどマギブームなんて去っていた頃ではありますし、なんとなーく3話目がヤバいっていうのは端々で話を聞いていたので知っていました。

ですが、実際に自分の目で観てみると本当にヤバかった。
今更驚いてもってとこかもしれませんが、やっぱりヤバかった。
そこに相まってエンディングの絶望感が凄い。曲はかっこいいけど、世界観の引き立てが凄すぎる。

っていう印象でした。
なので、とりあえずアニメは履修してからの鑑賞となります。
何度も観たり考察を繰り返したわけでもないので、初見映画オタクの雑感としてご覧いただければ幸いです。

ケーキっていうか狂気の歌っていうか

世界がなんとなくおかしい、というのは暁美ほむらも感じていたところではありますが、それはこっちも同じだよっていう心境でOP以後進んでいきます。

一番狂気に感じたのはケーキの歌。
「え、俺は今何を見せられているんだ?何を感じながらこの曲を聞いていればいいんだ?」と一種のメダパニっぽい状態にさせられつつ話は進んでいきます。

この世界、魔女によって構築された世界なのでは?ということで、一体誰がそんなことを……。なんてな展開からのほむら自身が作り出した世界では?ということで、いよいよ頭が爆発。
インキュベーターなる外部の生き物が人間の感情を云々、それを止めるためには自分が悪魔に云々。
かくして、世界は崩れ残されたのは愛であったとさ。完。

めっちゃ端折りましたけど大体そんな感じですよね(白目)。

とにかく、この小物が語るにはあまりにもいろんな感情や設定や過去のセリフの引用がめちゃめちゃ必要そうになるのでパスしちゃうんですけど、きっとそこを読みたい人も多いですよね?
すいません、割愛します。

この物語に続きはあるのか?

鳴海が1回観た後に思ったことは、この先はあるんだろうか?ということです。
相変わらずの設定の複雑怪奇さは非常に楽しめました。前述で全然感じられない?そんなこと言わずに。

最後の最後に至るまで、本当に色んな解釈と受け止め方があると思います。
そこがまたこの作品が大人気な理由の1つでしょうし、それを考察しまくるのもまた1つ面白いと思います。
深みのある作品っていうのはこういうところで何度も何度も協議できちゃうのもまた魅力ですよね。

っていう薄い言葉を浮かべてしまいますが、第三者っていうのは今作を観た鳴海のような人物の如く、どれだけ当人達が必死だったり大変であったって、その本人の気持ちを慮ることも軽視することも気分次第でコロコロ変わるものです。
ずっと考えや気持ちが同じ人が居たとして、そういう人物が暁美ほむらの行動や言動を観た時に、幸せと感じるんでしょうか?それとも不幸?





「そうだ。私が意気地なしだった。  --暁美ほむら」

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