映画レビュー/概要

437本目 探偵はBARにいる
2011年
監督:橋本一
主演:大泉洋
評価:★★★★

あらすじ
ススキノにある”ケラーオオハタ”という場所に、一本の電話がかかってきた。
その店によく居る探偵は、その電話先のコンドウキョウコという女性の依頼を引き受けることにする。
それが、史上最悪の事件になるとも知らずに……。

アジア最北の歓楽街。札幌、ススキノ。
街を舞台に巻き起こる、ハードボイルド作品。
今やNHK紅白歌合戦の司会をするまでになった、道民のヒーローである大泉洋氏が主演を務める最強シリーズが登場。

『水曜どうでしょう』で大変有名な大泉さんは、元々演劇でも腕を振るっていたので、コメディでしか彼のことを知らない人は呆気にとられるかもしれませんが、彼の演じる探偵は抜群の魅力有りです。
コメディは当然のこと、感動まで誘うってんだから素晴らしすぎますよね。

物語としても、誰が真犯人なのか、コンドウキョウコの正体は誰なのか、という点を探偵と一緒に探っていく形で進行しますが、特に飽きもなくするするっと見れちゃいます。普段あまり邦画を観ないという方にも是非ご覧いただきたいですね。

笑って泣けるハードボイルド

ビジュアルとしての面白さも勿論のこと、最後に沙織を救いたい一心で小樽からのJR内での叫びは涙腺緩ませてくれるではありませんか……。

相棒である高田との下りで一番好きなのは、やっぱり高田カーですかね。
「いい子だね~ハイオク入れてあげるからね~」ってどういうことやねんw
思わずツッコミたくなる話が多いんですが、それがまた2人の掛け合いの面白さを物語っており、これから続いていくシリーズで欠かせないポイントになってきます。

探偵と相棒(運転手、助手)の関係性がどんどん深まっていくのもまたエモです。

是非来て

流石にコロナのせいですぐに遊びに来てとは言いにくいご時世になってしまいましたが(2020/11/23現在)、聖地となる場所がこのシリーズにはいくつもあります。

今作のスタートはノルベサの観覧車をバックにスタート。
狸小路で何店舗かゆかりの場所がありますし、札幌駅付近でもちらほら。

本州から遊びに来る方は、そのロケ地を巡ったり、実際に食事をしているお店でご飯を食べてみるという楽しみ方も簡単にできちゃいます。
こういうロケ地があまり分散せず、巡ろうと思えば何箇所も行けちゃうのが嬉しいところ。

札幌駅からすすきのまででスポットが沢山ある札幌ならではの楽しみを是非堪能いただければ幸いです。

1個だけご紹介しておくと、探偵と高田が食べていたラーメン屋ですが、ちゃんと実在します。

※リンク先は食べログへ

あっさり系醤油ラーメンが大変人気らしいので、鳴海もその内食べに行ってみたいと思います。


映画レビューっていうか、観光のオススメで締めくくりを。





「何かあったらここに連絡くれ。夜は大抵ここに居るから。  --探偵」

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