映画レビュー/概要

383本目 アサシン クリード/Assassin's Creed
2016年
監督:ジャスティン・カーゼル
主演:マイケル・ファスベンダー
評価:★★★

あらすじ
殺人を犯し刑務所に収監されたカラム。
死刑により死んだと思っていたが、気づくと謎の研究所に居た。

謎の研究員から、カラムの中にある遺伝子の記憶が、人類を救う鍵になると聞かされる。
アニムスという機械によって、アサシン・アラギールの半生を辿ることになる。


目次
・人気アクションゲームの実写映画化
・伏線未回収多すぎ問題
・究極に楽しいのはイーグルダイブ



人気アクションゲームの実写映画化

2007年に海外で発売された『アサシンクリード』の実写映画化された作品として、この世に登場した今作。
鳴海自身は端々の聞いた情報しかゲームに対しての知識が無かったので、ゲームをやったことがある人よりも感想は大分偏ってしまうかもしれません。

なので、単純に何も知らず映画を見に来た人、の感想だと思ってもらえれば幸いです。
ゲームをプレイしたことがある人がこの作品を鑑賞したら、どういう感想になるか?を求めている方は残念ながらブラウザバックです。

なんとなーく得ている情報からすると、ゲームのアサシンクリードと似て非なる要素は沢山あるらしいですね。
時系列もそうなんですけど、そこらへんは映画のために改変した場所が多いはず。
(※何度も言いますが、知らないのでそうらしい、くらいのことしか言えず申し訳ないw)

シンプルにアクション映画として楽しめればいいなーとは思っていたんですが、これがまた中々難しいことに……。

伏線未回収多すぎ問題

アクション映画として超楽しい部分は後述としてさせていただくんですが、折角さっぱりとしたアクションを楽しめればいいなーと思っていたのに、おそらく続編有りきで考えたであろう脚本が鑑賞者に向かって襲いかかります。

・カラムの父は何故母を殺したのか?
序盤からずっと引っ張った割にはそれらしい答えが得られない。
ここがかなり肝になりそうな点ですけど、きっと続編用のネタなんですよね。
でもせめて鱗片はもっと見せてくれても良かったんじゃないかと。

・エデンの果実をどうするん?
様々な記憶を辿って最終的にゲットした?と思われるアイテムですが、それについても恐らく続編用。

などなど、これを除いてもちょこちょこと引っかかる点が多いので、なんだか腑に落ちず終わってしまった感じです。
続編でキレイに整理されたら凄い楽しく思えるかもですが、それにしてももうちょい今作にまとまりが欲しかったなぁと……。

究極に楽しいのはイーグルダイブ

CGに頼りっきりではなく、リアルなアクションを追求したいという監督の要望をそのまま体現したらしく、見応えは十分。

戦闘シーンもそうですが、高所から落ちていくシーンは圧巻。
今では劇場で観られませんが、これはできるだけ大きめの画面で観ていただきたいですね。
ストーリーのことは突っついてしまいましたが、ここは本当にガチです。

とにかく、このアクションのためだけにも一度は鑑賞いただけると嬉しいです。





「ようこそ、スペイン暗黒時代へ」

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