映画レビュー/概要

369本目 ディノシャーク/DINO SHARK
2009年
監督:ケビン・オニール
主演:エリック・バルフォー
評価:★★

あらすじ
謎の生物に救助隊がボートごと食べられてしまうという事件が発生。
イタチザメによる犯行かと思いきや、古代のサメであることが判明。

果たして、この古代のサメ『ディノシャーク』を止めることはできるのか……!?

目次
・ただの警告文
・もっとシンプルに作り上げてくれれば
・最後だけガチ



ただの警告文

この映画をレビューするためにPC前に座った途端、人生に対するやる気がじわじわと削られてしまっているのはなんででしょう……。

それもそのはず。
今作の”楽しさ”というものが、ほぼ皆無に等しいからだ。

『ディープ・ブルー』回では、「金曜ロードショーでよく流れてたなぁ」とか「小学生の頃よく観たなぁ」とか、楽しさだけではなく思い出に浸ることもできたもんですけど、
『ディノシャーク』に至っては、自分がB級サメ映画に人生の貴重な2時間を餌として喰われたのだという後悔に襲われる一方なんです。

例え人類に不幸をもたらす映画であっても、最後まで見届ける責を自らに課しているので、本日もその使命を全うし、少しでも皆さんにこの映画に食べられないよう注意を促しておきたい。

もっとシンプルに作り上げてくれれば

一口にB級サメ映画と言っても、『シャークネード』的な楽しさを秘めた映画は必ず存在しています。
例え稚拙なCGであっても、設定が面白い、キャラが個性的、展開が目を引く、など様々な要因で楽しさを見出すことは絶対にできます。

『ディノシャーク』については、実はそこまで貶める程の出来栄えとは言いにくい部分があり、惜しい要素が積み重なって怒りに通じるパターンとなっています。

1億年以上前に絶滅したと思われていた古代サメが、強固な身体でバッタバッタと人間を襲っていくという物語であれば、もっと高得点への道に通じることはできたかもしれませんが、そこを邪魔してしまうのが"少ない予算≒人物による尺稼ぎ"。

キャラ設定が不安定な主人公と、その周辺地域の人たちのやり取りが不毛すぎて、流石に観ていてだるくなるレベル……。
捕獲するだの殺すだの、どっちにしたいのかもよくわからないままストーリーが進んでいき、結局はA級アクション映画さながらにトドメ。

一体、何がしたいのかわからないサメ映画です。

最後だけガチ

上述までの流れでいくと、ただの★1以下B級映画に成り下がるところではあるんですけど、『ディノシャーク』は勿体ない配分で終盤に面白みがちらほら出てきます。

こんなにイライラさせてくる人物が多い中、ディノシャークとの最終決戦はちょっとアツい。
ここに全ステータスを振り切ったんだろうな、と思う出来栄えなので、最後の最後に希望さえあれば映画を観てもいい、と思えるB級映画鑑賞者の方々は、このお陰で人生で一回は観てもいいか、くらいにまで押し上げられます。

だからと言って、絶対に観てくださいとまでは言いませんがね。





「古代生物は大人しく絶滅しなさい」

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