映画レビュー/概要

368本目 ディープ・ブルー/Deep Blue Sea
1999年
監督:レニー・ハーリン
主演:サフロン・バロウズ
評価:★★★★

あらすじ
洋上の医学研究所施設で、アルツハイマー病の研究が進んでいた。
アオザメを利用した研究であったが、事故により研究所が海水で満たされる自体に。

実験に利用していたサメが悠々と移動できる環境となってしまった最中。研究員達は果たして脱出できるのか……。

目次
・サメ映画の一角
・何故『ディープ・ブルー』が人気なのか
・わりとオマージュシーン多め



サメ映画の一角

サメ映画と言えば、必ず『ジョーズ』が出てくるでしょう。
『シャークネード』を出す人は世間一般という括りでは異端と呼ばれる人たちになります。鳴海と同族です。

この手の映画は迫りくるサメから逃げ切れるかどうか、固唾を飲んで2時間見るというパニック映画に近い要素で構成されますよね。
今回の舞台は海の研究所。

どう考えても逃げ切るには困難な場所で、普通のサメよりも知能が高く凶暴なやつに襲われる羽目に遭います。

まぁサメ映画ですからね。
人間が襲われて食べられてギャーってならないとサメ映画じゃないですからね。

何故『ディープ・ブルー』が人気なのか

あまりにも大量に作られたサメ映画は、ゾンビ映画に近いくらい作られやすいジャンルになりました。
大量発生したサメ映画の中で、今作の名前がどうして出てくるのか?というところですが、鳴海の所感としては、”適度な緊張感”を心地よく味わえるからだと思います。

面白くないとされるサメ映画は、資料映像(自然の風景ばかり)だったり、どうでもいいヒューマンドラマがだらだらと続いてしまうことが多いです。

『ディープ・ブルー』に関しては、事故が起きてサメが脱出してから、程よい驚きとハラハラを楽しく味あわせてくれる配分でストーリー展開されていきます。
ある意味のどんでん返し的要素である、サミュエル・L・ジャクソン扮するラッセルの顛末に関しては、映画史に残る伝説の一幕だと思ってますから(笑)

いわゆる一般向けとして紹介できる所以はそこにもあり、何も知らぬ人にオススメできるパニックサメ映画なのです。

わりとオマージュシーン多め

最初の項目でも記載した通り、『ジョーズ』は全世界で有名なレベルです。
そんな『ジョーズ』でも有名なシーンで、サメの胃袋から車のナンバープレートを取り出す、なんていうものがあります。

本作では、イタチサメの口からプレートを外すというシーンがありますが、このプレート、なんと『ジョーズ』で使用されたプレートをそのまま利用しているとか!
金字塔を心の底からめちゃめちゃリスペクトしているのがわかりますね。そこまでするかと。

それ以外にも、様々な映画のオマージュシーンがあったりするらしいです。
サメ映画ジャンル以外の映画好きの方でも、そういったシーンを探すのもまた楽しみの一つですね。





「みんなで助け合って、脱出する道を探すんだ!  --ラッセル」

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