313本目 バタフライ・エフェクト2/似たようなことをやっても一作目は超えられない
映画レビュー/概要
313本目 バタフライ・エフェクト2/The Butterfly Effect 22006年
監督:ジョン・R・レオネッティ
主演:エリック・ライヴリー
評価:★
写真家のニックは、恋人のジュリーの誕生日を祝うため、友人たちと4人でドライブに出かけていた。
だがそのドライブ中、事故に遭いニック以外のメンバーが全員亡くなってしまう。
事件から1年。まだ立ち直れずにいたニックだったが、ジュリー達の写真を観ている内に、過去へタイムスリップする。
事故を回避することができたニックであったが、そこから予測できない未来が次々とニックに降りかかる……。
最も切ないハッピーエンドの続編
一応言っておきますが、今作は『バタフライ・エフェクト』のナンバリングとして位置づけられている作品です。まったく関係ないわけではないんですが(※多少過去作に関連する事項が出てくる)、登場人物はまったくの新キャラ。
あれだけ人気を博した作品の続編というだけでもハードルが高いのに、カオス理論系タイムトラベルの続きを考えるなんていうのはどう考えても無謀。
というわけで、観る時は絶対に一作目と切り離して観ましょう。
ある意味タイムリープしてね?
事故に遭った恋人を救うことができるようになった主人公だったが、災難が次々と降りかかるというパターンなんですけど、これって一作目の完コピですよね???伏線も何も、ただただなぞっているだけなので、正直観た後の後味もイマイチ。
こちらが初見だったら「まぁ、悪くなかったかな」っていう感想だったかもしれないですが、これはあくまで2作目として登場したわけなので、そこを踏襲した作りにしていただきたかった。。。
結末に関してはまったく同じということはありませんが、そこは未見の方向けに秘密ということで。
カオス理論の派生を行うには…?
仮に前作の続きとして作成を行うのであれば、前作の結末すらどんでん返しにするレベルの脚本が必要なのでは……?皆さんの中に何かいいアイデアはありますでしょうか?
鳴海としては、前作の結末を選択したことによって、ヒロインが本当に幸せになったかと思いきや、別の人を通じて不幸になってしまったという話の展開でいいかなと。
んで、結局は主人公と一緒に居る未来が正しい方向に進むという真のハッピーエンドパターン。
ただこれは、絶対に賛否両論になる話の作りなので、やっぱりやらない方がいいかな(笑)
ですが、バタフライ・エフェクトの名前を使ってほぼ完コピをするよりかはマシかと……。
「ずっと一緒に居るって約束したじゃない…! --ジュリー」
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