映画レビュー/概要

308本目 ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー/Rogue One: A Star Wars Story
2016年
監督:ギャレス・エドワーズ
主演:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ
評価:★★★★


遠い昔、遥か彼方の銀河系で……。

銀河を恐怖で支配しようとする帝国軍は、惑星をも滅ぼす宇宙要塞を作り上げた。
反乱軍は打つ手なしかと思われたが、一つの”希望”が立ち上がる。

その名も”ローグ・ワン”。

これは、後に『スターウォーズ エピソード4 新たなる希望』へと繋がる物語……。



スピンオフシリーズ屈指の名作

スターウォーズ エピソード4 新たなる希望』にて語られていた、「デス・スターの設計図を盗み出すことに成功」の下りを2時間映画にしたもの。
まさかそこをチョイスするのかと思ったんですけど、実際に出来上がった作品はファンが嬉しい要素ばかり。

「スターウォーズファンがお金をかけて制作した同人作品」などと呼ぶ人も居るそうですが、こんなに楽しいならいいじゃん!!!って思うのが鳴海の本音です。

スターウォーズが好きであればあるほど沢山の隠し要素を見つけることができるので、非常に楽しめること間違いなしです(^o^)

いつものオープニングは無し

スターウォーズシリーズの特徴的なオープニング、あの導入は今回無し。
まぁスピンオフだからいいかって感じですが、やはりどことなく寂しい気分。

そこからキャラクターがあれこれ出てくるので、少しばかり気だるさを感じます。
知らないキャラばかり観ていると、早く次の展開に進んで欲しいって思っちゃいますよね。

ただ、思わぬ形で表現されたターキン提督や、小ネタが徐々に出てくると画面に引き込まれていきます。
戦闘が始まるといつものスターウォーズって感じで、難なく鑑賞。

途中までは★3つってとこなんですが、終盤の追い込みが凄い。
スカリフの攻撃が始まってからのBGMタイミング、攻防、この全てが望んでいた通りの楽しさ。

シリーズを追っているからこそのわくわく感がファンの心をくすぐります。
そして予期せぬシーンを演じたのは、なんと”彼”でした。




ローグ・ワン、一番の見せ場はダース・ベイダー

後の整合性を考えると明らかに浮いてしまうんですが、そんなことはどうでもいいです。

暗闇で光る赤いライトセーバー。
次々と倒されていく反乱軍兵士。

このシーンのかっこよさはダース・ベイダーが登場するシーンで随一と言っても過言では無いでしょう。
圧倒的ダークサイド力を披露していくも、ギリギリでデータを持った船に逃走され、その船はあのレイア姫が乗っていた船だった……。
という繋ぎも見事に終幕。

怒涛のシーン続きで魂を抜かれたようにスタッフロールを見つめて劇場を後にしたんですが、最後があまりにも最高すぎてリピートしましたからね。

スピンオフに抵抗がある方にも、一度は観ていただきたいスターウォーズ作品です。




「船に残っていれば良かったですね。  --K-2SO」

#鳴海の一人でキネマ
#スターウォーズ
#映画レビュー