【ネタバレなし】842本目 パラドクス │ あまりにも難解すぎるタイムリープスリラー
映画レビュー/概要
842本目 パラドクス
2014年
監督:アイザック・エスバン
主演:ウンベルト・ブスト エルナン・メンドーサ
◎タイムリープ系作品が好きな人は垂涎ものな一作!
◎作品の考察が好きな人にもオススメできます。
△ちょっと汚い&こんなの見せるんじゃねぇ!というシーンもありますのでご注意を。
難解すぎて観終わった後にすぐ色んなシーン確認しに行きました
「タイムループ系作品で日曜日を〆よう」
そんな軽い気持ちで鑑賞し始めたことを序盤から後悔し始める程の激重作品。
今回はネタバレなしで行こうかと思うんですが、これはネタバレを観ない方が鑑賞者の方の想像力と考察力が試されるため敢えて記載をしません。
もっと言えば、鳴海の考察力では追いつかない部分も全然有りそうなので、今作については”自信を持てない”レベルでかなり難解です。
冒頭、刑事と何か悪いことをしたと思わしき兄弟が3人、非常階段を歩いていると突然の爆発音が。
この音をきっかけに、階段の上に行っても下に行っても出ることができない状態に。
扉も開かないので、一生出られない。
なんとか出ようとするものの、出ることができない。
奇妙なことはそれだけではなく、飲料と食料が入っている自販機の中にあるものが、食べたり飲んだはずなのに必ずまた補充されるのだ。
謎すぎる状況から暗転し、別の家族のお話へ。
家族で旅行へ行こうとしたところ、車に乗っている最中謎の爆発音がどこからともなく聞こえる。
その音をきっかけに、どれだけ進んでも戻っても同じ場所に来てしまう。
果たして、この現象は一体何なのか。そして、非常階段の3人、家族は抜け出すことができるのか……?
という、タイムリープ状態に。
何が難しいって、なぜこのループが起きているのか?の種明かしはしっかりされるのですが、時系列と順番とループに関するルールの把握を一気に理解しなければならないのです。
ここが非常に楽しいところではありますが、今まで観てきたタイムトラベル系作品やループ系作品よりも圧倒的に理解が難しい。
伏線も全て回収したというより、一定考察の余地を残す形で終わっているので「あー、すっきりした。めっちゃ面白かったねこの作品」という後味よりも、「で、これは結局何が正解なんだ……。」と、鑑賞者をループに嵌めてくる極悪非道(※褒め言葉です)な監督の手腕に見事巻き込まれてしまったわけです。
恐らくこれが正解だろう、と思わしき内容は整理がついたのですが、全容は見えきっていないため監督に直接問いただすしか正解したか答え合わせができない気がします……。
本作を鑑賞していただき、もし全てを理解し把握できた方は是非鳴海にご教示願えますでしょうか……。いや、実は正しい答えなんてないのかも……。
散々書きましたが、めっちゃ見ごたえがあり最高に楽しめる作品でした。
ただし、お仕事の前日の夜、寝る前に観てしまうとスッキリはしないのでじっくりと鑑賞して考えられる日を推奨いたします。
明日仕事行きたくなーーーーい。
#鳴海の一人でキネマ
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