映画レビュー/概要

840本目 グレイマン
2022年
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
主演:ライアン・ゴズリング

評価:★★★★

◎ライアン・ゴズリング、アナ・デ・アルマスの怒涛すぎるアクションが最高!!!ノンストップで飽きさせない展開で2時間が秒で溶けます。
◎地域が変わってもそれぞれビジュアルが印象的で、どこも美しい。
◯アナ・デ・アルマスが強すぎてただのCIAとは思えないレベルですが、美しいからOKです。
△言うてもストーリーはCIAに追われるエージェントの逃亡劇という設定なので、それ自体にはオリジナリティはあまり感じず。ここらへん深い方が好きな人にとっては薄味すぎるかもしれません。


本当に超人じゃないん??


『アベンジャーズ エンドゲーム』のルッソ兄弟が監督を務めたアクション映画。
ライアン・ゴズリング、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマスといったあまりにも贅沢な布陣でお送りする2時間。

主人公は、CIAの極秘暗殺プログラム「シエラ計画」に属する凄腕のエージェント。彼は裏社会において“グレイマン”と呼ばれ、その存在は秘密裏にされていたという設定。
なんで彼が血清打った超人ばりに強いのかとか、なんで牢屋にぶち込まれていたのかなどの背景がかなり薄め。
故に、なんでこんなにこの人強いんだろう……と思ってしまう人が多いのは間違いないと思いますが、めっちゃかっこいいので鳴海的には全然OKです。

対するは倫理観ゼロのサイコパス傭兵、キャプテン・アメリカ……ではなくロイド・ハンセン。
キャプテン・アメリカから開放されて悪い役をめっちゃ楽しんでいるように見えてしまうのは勝手な想像が入っていることかと思いますが、あまりにも責任ある役だったと思うのでそう感じてしまうのも無理はないですよね。

アクションに関しては市街戦&大爆破の連続。
プラハの街中での銃撃戦や、飛行機からの空中戦など、息もつかせぬアクションが次々と展開。特にプラハでのシーンは、まるで戦場かってくらいドンパチやりまくり。
相変わらずどうやって撮影しているんだこれは……というカメラワークが入りながらも見やすいのは、流石ルッソ兄弟といったところ。

ライアン・ゴズリングがイケメンすぎて、ウインクされるだけでドキッとしてしまいます(筆者は男性)。
そしてアナ・デ・アルマスはアクションがめちゃめちゃかっこいいだけではなく、相変わらず美人。いつ観ても目の保養です本当にありがとうございます。

一方、ストーリー面では斬新さに欠け、登場人物の心理描写もやや薄いため、単なるアクション映画以上のものを求めると物足りなさを感じるかもしれません。
それでも、ド派手なアクションが好きな人、クリス・エヴァンスが悪役としてはっちゃけているのを見てみたい人には、間違いなくおすすめの一本です。





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