映画レビュー/概要

839本目 キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
2025年
監督:ジュリアス・オナー
主演:アンソニー・マッキー

評価:★★★

◎序盤のアクション、空中戦がめちゃくちゃかっこいい!!これだけで正直映画代金分は満足しています。
◎バッキー出てくるだけで涙腺ヤバかったです。ドラマ版を観ているからこそ尚更感じるところではありますが、やっぱりこの二人が一緒に居るのは尊い。
◯全編通してあまり退屈することはなく、あっという間の2時間に感じました。短すぎず長すぎず。
△逆に言えば、めっちゃここが良い!!という飛び抜けた面白さは個人的にあまり感じず。

君こそがキャプテン・アメリカ


MCUも何作目になったのか数えるのも大変になった昨今。
ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』を観てから今作を鑑賞。

キャプテン・アメリカを引き継ぐという大仕事を彼は果たせるのか?と何者目線ともわからない視点で(いや、普通に視聴者)劇場鑑賞いたしました。

結果としては、「期待したより楽しめたなぁ」という感想です。
というのも、アンソニー・マッキーが嫌いというわけでも最近のMCUが嫌いとかそういうことも一切無く、ただただ「スティーブ・ロジャースの後にキャプテン・アメリカを背負うというハードル」があまりにも大きいところに対して期待値が高くなかった、という意味合いになります。

どんな作品でもあるあるですが、一作目の主人公を超えるのって無理じゃないですか?
同じベクトルで進んでしまうと「別に前の主人公でいいよねー」ってなっちゃいますし、変な方向に行くと「作風に合わない!」とか、批判されやすい対象なのが二代目主人公だと思います。

また、キャラクターとしてもキャプテン・アメリカを背負って戦うというのはあまりにもハードすぎる。
かつてアベンジャーズを率い、サノスと戦った英雄の二番煎じなんて真っ当な評価を受けるのはそりゃ無理ってもんです。
作中でも言及されていた通り、サムは超人血清を打ってないですし。
だからこそ彼の人間味に惚れる部分もありましたし、観ているこちらも重圧を感じてしまうようなドラマは大変楽しめました。

アクション面も基本的に満足しています。
シールドを使うだけではなく、サムの場合は飛行もできるのでこれまたアクションで楽しめる要素満載。

個人的に残念な点を挙げるなら、予告編でレッドハルクを見てしまっているため、それ以上のサプライズがあまり無かったことです。
終盤の楽しみは作中の中でも右肩上がりになった方が作品の評価としてプラスになりやすいですし、「なんだこれで終わりか」ってなりにくいので。
予告編で観たものの期待値を超えられなかった、というところについてはちょっとマイナスかなーと。

Mr.ブルーの伏線がようやく回収されたのは嬉しかったですが、マルチバース匂わせキャラで終わってしまったのもちょっと残念。
いいだけマルチバースについては他の作品で語られているので、Cパートでわざわざそれだけ言い残さなくても別に……っていう。

そんなこんなで、★3つだけで★4に近い感じの★3つ、というくらいの評価で個人的には終わりました。
次回はサンダーボルツ*。こちらにもバッキーが出てくれるので、この後どう活躍してくれるのか楽しみでございます。





#鳴海の一人でキネマ
#キャプテン・アメリカ
#マーベル
#MCU
#映画レビュー