映画レビュー/概要

502本目 鋼の錬金術師
2017年
監督:曽利文彦
主演:山田涼介

評価:★

◯強いていうなら(冒頭から)、アクションとCGはかなり頑張っている方では?日本映画の中でも結構クオリティが高い気がします。
◯大泉さんが好きなだけかもしれませんが、ショウ・タッカーの出演が原作よりもちょっと多めなのが嬉しい。
×鋼の錬金術師の実写映画化というだけでハードルが高いのに、やっぱりやらなきゃよかったのにと、鑑賞して改めて思ってしまいます。
×漫画の登場人物が基本英語名なので、日本人が演じていると全員コスプレしているようにしか見えない。
×原作からストーリーを改変せざるを得ないんだろうなとは思ってましたが、やっぱり楽しい部分が減っているだけなような気がしてなんとも……。


わかってたじゃんこうなるの!!!


鳴海が漫画『鋼の錬金術師』にドハマリしたのは漫画が連載開始された頃。
元々ガンガン作品で好きなものが多かった鳴海が、当時中学生(年齢バレる)であったことも相まってドハマリ。
ドがつく程の厨二病だった鳴海は、その世界観とストーリーにどっぷりハマることに。

ハガレンの面白さは今更語るべくもないことかもしれませんし、そこはとりあえず一旦置いといて。
今回お話させていただくのは実写版劇場作品。
アニメ映画ではなく、実写です。

実写映画化作品が「おもしろい!」と言われる難しさは、鳴海がわざわざ語るべくもない話かと思いますが、今作も同様にその壁にぶち当たりつつ実写ならではの楽しさを観客に提供しようと奮闘してくれたわけです。

ただ、どう考えてもコスプレにしか見えない!!!
視覚情報が圧倒的に邪魔して、演者が大根役者っぽいとかそういうレベルじゃない浮き方が全編通して気になっちゃうんです。

ストーリーは漫画の序盤からの物語を2時間映画に再構築したものですし、話自体に面白さを感じないとかそういうことは無いんですが、原作ファンからしたら違和感を感じざるを得ないポイントになっちゃってるのは間違いないです。

ショウ・タッカーのシーンが何故かちょっと多めになっていたのは大泉洋ファンにとっては嬉しい出来事でしたし、映画ならではのアレンジって感じでなんとか独自の面白さを引き出そうとしたのは理解できますが、それでも今ひとつ。

まだ鳴海は鑑賞していませんが、事態は急展開して続編では完結に向けてあっという間に物語が進んでいくご様子。
明らかに原作の楽しさを半分も出せず、ただただ駆け足で「ハガレンの実写作った!」と言って終わりたいがための作品みたいになっているのが非常に残念。

日本の漫画を実写にするなら、ファンタジーよりもリアルな内容かつ登場人物が大学生~社会人くらいの内容じゃないと厳しいですね。





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