【ネタバレなし】496本目 ヒトラー 〜最期の12日間〜 │ 総統閣下、動画であまりにもネタにされすぎて
映画レビュー/概要
496本目 ヒトラー 〜最期の12日間〜
2004年
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
主演:ブルーノ・ガンツ
◎動画でネタにされているのが先行しすぎて某シーンは思わず笑ってしまうところですが、内容は至って大真面目だし歴史の断片が垣間見えるので実は純粋に映画作品として面白いと思えます。
◎ブルーノ・ガンツ演じるヒトラーがあまりにも再現性が高く(ヒトラーの実存する映像と比較して)人間性を見事に表現。特に、総統地下壕内での怒りや絶望を描くシーンは圧巻すぎてみんなに逆にネタにされてしまう程。
◯ヒトラーの秘書であったトラウデル・ユンゲの回想録「最期の証人」やその他の歴史資料を元に制作されたため、臨場感あふれる描写が特徴的。この忠実な再現は、第二次世界大戦の歴史を知りたい方にとって必見。
この後地球がどうなるか?を知っているからこその謎のエモさ
アドルフ・ヒトラー。
独裁者として名が知れ渡る歴史上の人物ですが、彼に焦点を当てたのが本作。
見出しにネタバレなしと書いたのはいいものの、そもそも歴史上の話なのでどこまでしてもいいものか迷うところではありますが、とにかく主演のブルーノ・ガンツが良すぎたのでそこを猛プッシュしていこうと思います。
本作の中で特に有名なシーンとして、ヒトラーが側近たちを激怒しながら叱責する場面がありますよね。
インターネットミームとして広まりまくり、さまざまなテーマでパロディ化されてしまいました。個人的にガルパンについて熱く語る総統閣下シリーズがお気に入りでしたがそれはまた別の話ということで割愛。
総統地下壕の再現は当時の雰囲気を見事に映し出しており、戦時中の重苦しさがのしかかってくるような圧迫感を感じる程。
外の荒廃したベルリンの描写もリアリティを追求しており、視覚的な迫力が映画全体を通して印象的だと感じました。
本作は単なる歴史映画ではなく、戦争の恐怖と人間の脆さ、狂気がどのように結びつくかを考えさせられる作品です。第二次世界大戦やナチス・ドイツに関心がある人には特におすすめの映画です。
鳴海が鑑賞する映画の中では少なめではありますが、こういう史実に基づいたリアリティのある映画というのもまたSFやファンタジーなどの作品とは違った感情が動かされるので、たまに観るのも一興ですね。
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