【ネタバレあり】838本目 65/シックスティ・ファイブ │ 猿の惑星パターンで来た地球だと思ったら全然違った
映画レビュー/概要
837本目 65/シックスティ・ファイブ
2023年
監督:スコット・ベック
主演:アダム・ドライバー
◎恐竜を描こうとしたらタイムトラベルするか遺伝子いじって作るしかなかったですが、異星人(と言ってもほぼ地球人みたいなスペックだけど)が来ることで6500万年前を描くというアイデアは素晴らしい!
◯隕石が降ってくる寸前の地球という時間軸もなんだかエモい。
△パニック要素を強めても面倒なことになったかもですが、もう少し生存者多くして恐竜の犠牲者居ても良かったかも?シンプルだったからこその良さもあれど、なんとなく薄味な感じがするのは鳴海だけでしょうか……。
この後地球がどうなるか?を知っているからこその謎のエモさ
6500万年前の地球で生きていた”恐竜”。
それと人類を対峙させる手は2つだけ。
タイムトラベルで過去に行くか、科学技術で恐竜を蘇らせるか。
どっちにしたって何もうまくいかないのが映画の世界ではあります。
現実でできるとしても絶対にやらないほうがいいに決まっているので、将来的に人類がそういうことをしそうになったら止める派になりたいですね。
そんなことはさておき、今作の予告を見たら何やら近未来武器を持っていそうだったので、アダム・ドライバーが過去の地球に来ちゃった的な、タイムトラベル要素のある作品かと思っていました。
と思いきや、実は今作の主人公は科学技術の発達した宇宙人とのことで、その設定からして新鮮さを味わうことになりました。
とはいえ、見た目は完全に人間なんで、未来の人間が過去の地球に来ちゃったというノリは否めません。
1時間30分程の尺で収めるには、タイムトラベル要素を入れるとややこしくなるという判断なのでしょう。
その気持ちもわかるので、そこらへんの設定周りには対してツッコミを入れようとは思いませんでした。
生き残った男と少女が、滅亡寸前の恐竜が歩き回る地球から脱出する。
シンプルに言えばそういう話ですが、逆に言えばシンプルすぎてなんだか味気なさを覚えたのも事実です。
めっちゃ人が襲われまくるパニックものというわけではなく、恐竜に襲われる主人公がハイテク銃を使いながら逃げ惑うのをずっと見ているのと、言葉の通じない少女が視聴者的にちょっと鬱陶しく思えてくる展開が何度か続いていく感じで。
これ以上の話を膨らませることが難しかったでしょうが、とはいえもう少し恐竜のシーンが多いか、ギミックを更にド派手にしてもっと恐竜とドンパチしまくる感じにしちゃっても良かった気がします。
悪くはないけど、良すぎることもない。
そんな感じの一作かなーというところで★3つです。
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