映画レビュー/概要

836本目 ヴェノム:ザ・ラストダンス
2024年
監督:ケリー・マーセル
主演:トム・ハーディ

評価:★★★

◎エディとヴェノムは一生観てられる。全然続けてもらっても構わないです。むしろこれで終わらせないで……。
◎ヌルが初登場しましたが、明らかにヤバそうな雰囲気とかっこよさげな感じ。
△なのに、全然活躍のシーンが無さすぎる……。このままSSU終わるのに、このキャラ勿体ない感じにならないすか???
△エリア51観に行きたい一家の下り要ります??個人的にこの家族の話が意外と多くて、正直もっとヌルか別キャラの時間が欲しかったなぁ。
△悪役ポジが最強の雑魚キャラ(矛盾しているけど実際にそう!)なので、これで3部作完結、と言われてもあまりしっくりこない。
もっとエディとヴェノムを観たいんですよこっちは……。


本当にこれで終わらないよね??


ヴェノムシリーズが完結する。
ということで、サブタイトルにまで”ラスト”を入れて強調する程、折角ソニー産マーベル映画で面白いシリーズをこんなにあっさり終わらせていいのか!?!?と思い続けている鳴海が、不服な顔で劇場を出たお話です。

めっちゃ端的に言えば、「これで本当に終わりでええんか??」です。
ヌルのことはわかりましたが、続編に繋げる気満々ですし、そのくせヴェノムはサヨナラしちゃっているし、自由の女神見て終わりじゃ全然締まらないよ!!!

最後だからと悪役には期待していました。
確かに、ヌルはちょっとの出演時間なのにめちゃめちゃヤバそうな雰囲気が漂っていて、MCUのサノス的な強さや悪役としての魅力を感じたいと思える程でした。
しかし、結局はその下っ端が暴れるだけど、ヴェノムも生身で対抗できることが全然できないレベル。

シンビオートが他にも地球に居たって話はいいんですけど、一作目の敵のことを考えると、シンビオート界隈も中々複雑なようで。
そんなこんなで、ヴェノムと共闘してくれるシーンは楽しかったんですが、やっぱり最強の雑魚敵と戦っていると楽しいようなもっと優勢になって欲しいような不思議な感覚でした。
アンチヒーロー映画だとしても、主役が逃げ惑うことばかりのヒーロー作品って楽しみにくいんだなと感じた次第で。

エディとヴェノムの掛け合いについては引き続き言うことはありません。
彼らの会話をもっと楽しんでいたいのに、先述したエリア51家族に尺を取られているのがなんだかなぁと思っちゃいまして、これで3部作完結!と言われてもしっくりこないんですよね。
個人的にヴェノム2.5くらいを観たなぁくらいの満足度でした。

『クレイヴン・ザ・ハンター』で一旦SSUが終わってしまうようなんですが、結局何がしたかったのかよくわからずじまい。
DCEUの時もそうですが、終わるならきっちり締めてから終わっていただきたいですね。
何もかも中途半端で勿体ないですし……。

とか言いながら、これがMCU合流のための一旦休止みたいなことも否めないので、なんだかんだで復活する説を鳴海は提唱しておきます(2024年12月24日記載)。





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