映画レビュー/概要

357本目 エイリアンズVS.プレデター/Aliens vs. Predator: Requiem
2007年
監督:コリン・ストラウス、グレッグ・ストラウス
主演:レイコ・エイルスワース
評価:★★★★


あらすじ
成人の儀の激闘で回収されたスカー・プレデターの身体には、エイリアンが植え付けられていた。
プレデター船で生まれたプレデリアンは、乗組員のプレデターを惨殺。

船は戦闘によって地球へと不時着する……。



エイリアン&プレデターの対決第二弾

エイリアンVSプレデター』の直結続編として、二作目が登場。
今回は、プレデターに寄生したエイリアンが誕生し、”プレデリアン”に成長し地球を舞台にバトるという流れ。

一作目に出てきたでかい船から一隻だけ別の航路へ向かおうとしたところ、プレデリアンのせいで地球に墜落。はた迷惑はここから始まり、よりにもよってフェイスハガーも一緒に運んでいたから、早速犠牲者続出。エイリアン・ウォーリアーが次々と人を襲うと共に、プレデリアンは便利なことにチェストバスターを寄生させる能力も持っていたため、爆発的にエイリアンが町に繁殖し、手がつけられない状況に。

そんな状態を解消するために送られた、プレデターの精鋭である”ザ・クリーナー”。
とにかくイケメンすぎるこのクリーナーがプレデリアンと対決。

前回のレビューで、コラボものに必要なのはそれぞれの作品の特徴をしっかりと表現できているかどうか。
今作は前よりも餌(人間)が豊富なので、エイリアンにもプレデターにも惨殺されていく人間たち。

そこは非常に爽快なんですけどねぇ……。色々と気になる点がありまして……。

誰が観たって画面が暗すぎる

映画を観る時、というより映像媒体を観る時必ず気をつけなければいけないのは、何が起きているのかしっかりと確認できるかどうか、だと思います。

だって、映画観たいのに目隠しされたら音声しか聞こえないじゃないすか。
残念ながら、この映画は目隠しとまではいかないまでも、半目くらいにさせられている状態とほぼ同じくらい暗いです。
折角エイリアンとプレデターが対決をするというのに、その戦いがあまり見えないんじゃ楽しめない……。

それだけじゃありません。
雨が降っていることも相まって、ただただ見にくい。

そこさえキレイに見せてくれたら、世間の意見も更に違っていたんでしょうか。

クリーナーのかっこよさ×プレデリアンの残忍性

ザ・クリーナーは文字通り”駆除”を目的としたプレデターですが、彼のかっこよさはその他のシリーズと比べてもピカイチ!!!

下水道での戦いは、一作目のエイリアンとプレデターが対面した時以上に興奮するものがありますね。

逃げられないようにトラップを仕掛け、レーザーと腕力を駆使して次々とエイリアンを殺していくかっこよさと言ったら、アクション映画の爽快さに似たような感触。

対して、プレデリアンはエイリアンの残忍性をしっかりと表現しています。
画面が暗いのを除けば……。

いやはや、それさえ解消されていれば……。






「ほら、何も居ない  --ティム・オブライエン」

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